1954-03-29 第19回国会 参議院 大蔵委員会 第28号
と申すのは、一体、昭和二十八年度の食糧の供出状態及び輸入食糧等を入れた総合供給の状態、こういう点が毎日々々の新聞に変つて来るんだね。それは私は、米という字は八十八という字を書くから、複雑なことはよくわかつているのだが、併しその都度その都度、こう需給の状態が変つたんでは、誠に不安でたまらんと思う。
と申すのは、一体、昭和二十八年度の食糧の供出状態及び輸入食糧等を入れた総合供給の状態、こういう点が毎日々々の新聞に変つて来るんだね。それは私は、米という字は八十八という字を書くから、複雑なことはよくわかつているのだが、併しその都度その都度、こう需給の状態が変つたんでは、誠に不安でたまらんと思う。
これはいろいろ、それはまあ言訳をいたすわけじやございませんけれども、あの戦争中及び占領中の供出状態がどうであつたか、その後そういう状態から全く解放せられた供出環境というものがどうなつておるか、それが昨年に露骨に現われておる。
そういうことで強権的供出から今日のような供出状態になつて、これで今後国が食糧管理をしておる方式として一体十分であるかということにつきましては、私は多大の疑問を持つております。従いまして食糧問題でございますから、混乱を引き起すようなことは、これは絶対に避けなければなりません。
供出状態もにらみ合さなければならない。まだ供出が政府の予定通りに行くのだというような幻想を抱いておいでになるところに、私は少し甘いところがありはしないかと心配するのです。どうですか、大臣。
農民はししとしてその生業に從事いたして、供出状態も栃木縣では一番多い所であるのであります。